働きやすい職場づくり


ワークライフバランスへの取組み

仕事と生活の充実ができモチベーションを高めることができる魅力ある職場

当院は平成23年度より「職員のワークライフバランスの推進」に取り組んでいます。
“仕事と生活の充実ができモチベーションを高めることができる魅力ある職場”にすることを目標に掲げ、すすめています。

  • はよもどろキャンペーン
    “はよもどろキャンペーン”ということで「ノー残業デー」を毎月第3水曜日に設定し定時で帰ることができるよう、みんなで協力しています。
    ノー残業デーの周知のために職員手書きのポスター作成しました。
  • 職員ポケット手帳
    就業規則改正に伴い制度を理解し、制度をうまく利用し安心して働けるようにとの目的で“職員ポケット手帳”に育児休業法関連の内容を盛り込んでいます。

    また、いつでも疑問を聞きに行けるよう男女1名ずつの「相談窓口」を設けて相談を受け付けています。育児をしながらでも、働き続けられるような働き方についてのアドバイスもあります。
  • 勤務作成システム
    職員の勤務希望などを可能な限り、管理者が配慮できるように、また希望などが取り 入れやすいように勤務作成システムを導入しています。そのことにより、勤務希望や勤務配慮することが誰の目にも明確になり、“お互い様の風土”も生まれました。

    さらに毎年6月~11月の期間には、リフレッシュ休暇が取得でき、職場でお互い調整しあい4日~7日の連続した休暇を取得し、家族旅行や海外旅行など有意義な時間を過ごしています。

WLBの取り組みと成果

平成23年度より平成25年度まで熊本県看護協会主催「看護職のワーク・ライフ・バランス推進ワークショップ」に参加しました。
また、病院の基本方針の1つとして「勤務環境を改善し魅力ある職場を作ります」が挙げてあり、3年間の取り組みを基礎とし平成26年以降も各部署代表者により構成されたワークライフバランス委員会を中心に、病院全体で活動を行っています。
その活動状況は以下の通りです。

5つの取り組み

  • 1回/月のノー残業デーの継続
    毎月第3水曜日と設定し、委員を中心に啓蒙活動を行い可能な限り定刻で帰る又は最小限の超過勤務となるように働きかけ、毎月その状況もデータ化し委員会に通じてフィードバックしている。
  • リフレッシュ休暇取得状況の調査及び効果的な取得に向けた働きかけ
    6月~11月の間に4日間のリフレッシュ休暇が取得できる制度がある。各職員の心身のリフレッシュに繋がるような取得ができる体制作りを目標に、委員会において取得状況・意見の聴取を行い次年度の取得方法に対しての参考となるよう、調査結果をフィードバックしている。その結果、各部署において“お互い様の協力体制”が整い、連続した休暇の取得が容易になり家族との旅行などでリフレッシュに繋がったという人の割合が、約70%を占めるようになった。
  • 育児との両立支援制度フローチャート作成・周知
    平成23年の取り組み当初のインデックス調査の結果より制度に関する情報の周知の不足により、充分活用できていないとの課題が残っていた。わかりやすい制度のフローチャート作成に向け平成25年度より検討を重ね、平成27年度には職員に対し周知の為の説明会を開催した。さらにいつでも聞きに行くことができるよう事務部に“制度等に関する相談窓口”を設置した。
  • 勤務前残業調査による評価・対策

    ノー残業デーの設置や業務が終わった職員が気兼ねなく帰ることができる職場風土を作ることを平成23年度より取り組んできたことにより、超過勤務削減についての意識も変化してきた。

    しかし、始業前に早く出勤している現状も見え、平成26年度に出勤時間状況を調査した。30分以上90分未満の時間帯に出勤している職員の割合が3割を超えていた。また、その時間をどのように過ごしているかも調査し、各部署長にて評価・検討を行い必要と判断した部署に関して業務改善を依頼した。

    対策として早出勤務(手当の付与)の導入や他の勤務帯への業務の変更などの改善対策が取られ、平成27年度の調査時には30分以上90分未満の時間帯に出勤する職員の割合が16%に減少していた。

  • 精神面のサポートの為の人事相談室の設置
    働きやすい職場づくりにおいてメンタル面のサポート体制の充実が必須であることから、院長の発案により専従の人事相談室が設置され、面談によるサポート体制が整備された。3年間の面談状況は、職員の平均92%が面談を受けている状況である。そのことにより、不安や戸惑いなどが軽減され仕事とプライベート面との両立への支援が継続されている。

以上のように、病院のバックアップのもと、「働きやすい職場づくり」を目標に委員会活動を行っている。今後も、病院の役割を遂行しながら、職員一人一人の「ワーク・ライフ・バランス」を考えていきたいと思います。

平成28年1月
ワークライフバランス推進委員会 委員長

人事相談室

職員一人ひとりを大切にしたい、職員が心の健康を損なわないようにという願いを込めて人事相談室が開室されています。その思いは、宇城総合病院の基本方針に謳われています。

人事相談室報告

平成24年4月人事相談室開設

平成24年4月~平成25年3月 面談者数 308人(99%)
平成25年4月~平成26年3月 面談者数 247名(76%)
ハラスメントについてアンケートの準備、実施、集計
平成26年4月~平成27年3月 面談者数 335名 (97,7%)
平成27年4月~12月 面談者数 276名 (77%)
平成27年1月末 面談者数 310名

平成27年4月から12月までのまとめ

新人教育担当者のなやみ 19名
若い職員の育成について 10名
コミュニケーションのとりかたについて 10名
仕事に自信がない 22名
仕事の量について 4名
プライベート(子供、親の介護他) 13名
身体と心の安定について 4名

平成28年2月15日
人事相談室長

保育室

宇城総合病院では、小さなお子様をお持ちの職員の方々が安心して働けるように保育室を設置しています。
第1目標を笑顔で入室、笑顔で退出とし、保護者の方やお子様が毎日元気で楽しく過ごせるようお手伝いしています。
2013年5月より新保育室が設置され、日当たりもよく明るく衛生的な環境の中0〜5歳児までの子どもたちが、まるで兄弟姉妹のように、仲よく優しく育っています。当院入職希望で小さなお子様をお持ちの方や出産準備中の方は、一度見学にお越しください。お待ちしています。